坂戸市のボランティアグループ連絡会では恒例になっている、所属する団体から2名づつ参加する研修旅行であった。
今回のメインは、障害のある人の社会活動の拠点施設である埼玉県障害者交流センターの見学であった。パソボラの活動の中で催し物などで何度か訪問しているが、この日はセンターの職員が障害のある人への配慮された設備を持つ館内を案内してくれた。
聴覚の障害をある人に集会室や体育館などには集団補聴器の磁気ループが床に設置されていて、離れた場所でも話が行き渡る配慮があることや、情報連絡装置の設置や車椅子用トレーニングローラーもあることや、1日の利用者数は500人位、登録されているスポーツサポーターのボランティアは約150名等の説明があった。
注意点として、障害者の利用もあるので、点字ブロックを踏まないで道を空けることや、写真撮影は利用する人が入らない形でと言うことであったので、気をつけながら福祉機器の展示物から見て廻った。
日頃の活動で坂戸パソボラとも関連が深い埼玉県障害者ITSCの増田氏が活動拠点としている部署にもおじゃますることが出来た。持参した、7月と11月に開催される「視覚障害者のためのパソコン体験講座」のポスターを丁度良いチャンスとばかりに掲示のお願いもした。今回のメインではあったが、1時間という見学時間はちょっと短かった。
ロビーの壁画「しんじゅ」は、福祉の心を大きな樹で表現したもので、大理石の彫刻。
「しんじゅ」の意味は、漢字で書くと神、伸、進、芯、新、真、心と樹の組み合わせで、いずれの言葉の意味も当てはまるようにひらがなで「しんじゅ」と名付けられる。